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お客様と一緒に創ってきた百秀武道具店なんです

お客様と一緒に創ってきた百秀武道具店なんです

武道具店として駆け出しの頃、オリジナルの手刺し防具を販売するなんて夢のまた夢・・・
当時は、どこにでもある他の武道具店と同じようにミシン刺防具など何でも取扱っていました。

その頃からミシン刺防具は通信販売やインターネットで安く売られており、私も「安く!どこよりも安く!!1円でも安く!!!」と
通販に負けじと、自ら安い剣道具を探しては販売していました。

そんな日々が続くにつれ、自分が売りたい防具と、実際に販売している防具とのギャップに悩む日々が続きました。
安価なミシン刺防具を10台、20台と販売しても本当の意味で私の心は満たされなかったのです。

自分の好きな、使って本当にいいと思う事の出来る、そんな手刺し防具だけを売りたい!!

そんな思いが抑えられなくなってきたのです。
そこで妻と相談して、手刺し防具専門店として大きく方向転換をすることになりました。

「手刺し防具の良さ、良い防具を使う喜びを伝えて日本一の武道具店になる!」
「道場や学校へのあいさつ営業は行かない、そのかわりホームページで全国へ幅広く発信する!」
と心に決めました。

自分の好きな、使って本当にいいと思う事の出来る、そんな手刺し防具だけを売りたい!!

しかし、それは大きな賭けでした。

「手刺しなんて高くて今時売れないよ。」と、誰からも反対されました。
手刺し防具を作る職人さんにまでも「最近の主流はミシン刺ですよ、手刺しだけでは無理ですよ。」と口を揃えました。

普通、月に1~2台売れれば恩の字の手刺し防具。売れる数が少なすぎて商売では成り立たないと皆は言うのです。
できないと言われれば逆に燃えてしまう性格の私は自分を信じて手刺し防具に賭けたのです。

しかし、思っていた以上の過酷な日々が待っていました。

ホームページで全国展開と言ったもののホームページなんて作った事がありません。
プロの方に依頼するお金もありません。
近所の本屋へ駆け込んで、専門書を買いあさりました。

なんとか出来上がった最初のホームページは剣道具のメーカーさんのカタログをスキャニングしたお粗末なもの。
本当に、本当に全く売れませんでした。

鳴らない電話・・・毎日空のメール受信ボックス・・・1ヶ月間、1台も売れない時もありました。営業活動をしなくなったため、本当に売り上げが無くなってしまったのです。

最初の半年はほとんど売れた記憶がありません。
その間、私の実父が営む仕出し屋で朝4時からアルバイトを
して生計をなんとか立てていました。

東京で米国公認会計士として会計事務所で
安定したサラリーマン生活を捨ててまで始めた武道具店。
周りの人たちや職人さんたちの反対を押し切って始めた手刺し防具専門店。

それでも絶対に成功してみせると走り出した私でしたが「また今日も売れなかったよ」と妻に漏らす日々。
「なんでこんなに毎日辛いんだろう」「もうだめだ、やっても意味が無い」と弱音を吐くほどになっていました。

そんなある日、転機が訪れました。

ホームページで偶然見つけた車屋さんのサイト。
とにかく1台の車に対して、写真や説明が詳しく掲載されており売り手の愛情を強く感じたのです。
「これだ!」と思いました。
本当に売りたい手刺し防具なら、もっと詳しく分かりやすく大きな写真と、丁寧な説明を加えよう。
そうすれば見る人ももっと興味を持ってくれるはず。と思ったのです。

そうして再び試行錯誤の日々が続くのです。

自分の好きな、使って本当にいいと思う事の出来る、そんな手刺し防具だけを売りたい!!

私も剣道をしています。売る側として大切ということはもちろんありますが、剣道家にとって、本当に大切に愛情を持って扱うものが防具ですよね。

その大切な防具をを大きく、きれいに撮ってあげよう。
そして、防具の説明もお店でするように詳しく、初めて見る人にも分かりやすく説明するホームページを目指そうと行き詰まり、暗く落ち込んでいた私に、一筋の光が差し込んだのです。

しかし、すぐに壁が立ちふさがりました。

きれいな写真を掲載するといってもカメラについては全くの素人。
プロのカメラマンはもとより高級なカメラや照明を買うお金もない。

100円均一へ行って、カゴとアルミホイル、
電球をいくつか買って来て、割り箸と針金を組み合わせて照明を手作りしました。
カメラの知識も全くないのですべて「オート」のカメラまかせ。
閉店した後、お店の2階で夜な夜な撮影の練習をしました。
何百枚と撮影している内に少しずつ、照明の具合や構図など自分なりの写真が撮れるようになってきました。

防具の説明についても
お客:「すみません、剣道具が欲しいんですが・・・」
店主:「そうですね、あなたにはこれが良いでしょう」
という一方通行な売り方ではなく、お客様が自分で防具の事を調べて納得してから購入できるように、刺しの違いから素材の違いなどを詳しく掲載する事にしました。

とにかく、お金がなかったのでできる範囲でいいホームページを作ろうと私なりに努力する日々が続きました。

ある小雨が降る天気の中、妻と買い物にでかけた帰り、山道を下っている途中、突然携帯電話がなりました。
それは、試行錯誤を重ね、私なりに考え作ったホームページで初めて手刺し防具が売れた瞬間でした。
まったく⾯識がない方からの注文で電話口で緊張してしまい、私は方言丸出し、心臓が口から飛び出しそうでした。
電話の最後に「ありがとうございます、ありがとうございます」と必要以上にお礼を言ったのを、
お客様は不思議がられたかもしれません。

電話を切り、車から飛び降り妻と飛び跳ねて喜びました。
その後、心を込めて手刺し防具のご用意をし、梱包も丁寧にしてお手紙を添えてヤマト 運輸さんに「くれぐれも大切に」とお伝えしたことを今でも鮮明に覚えています。

大きな写真と詳しい説明のホームページはおかげさまで好評をいただき業界初の「見本防具の貸出」というサービス始めるまでに発展しました。

見本防具の貸出

見本防具の貸出を始めるきっかけは今でも強く覚えています。

ホームページを見られたお客様が「そこまでいいと言うのであれば、一度見せてほしい。
送料は負担するので手刺し防具を送ってくれないか」と連絡がありました。

「送ったはいいものの、高価な防具、返却されなかったらどうしよう」と後ろ向きな思いが頭をよぎりました。「決して安くない買い物。
自分でも実際に見てみないと買えないな」と素直に思ったので、店頭に飾ってあった手刺し防具をお客様の元へ発送しました。

するとお客様からすぐに連絡を頂き、「これは素晴らしいですね、購入します」とご注文いただいたのです。「通販での購入はモノが見れないので不安だった。でもモノを見れたことよりも、購入前にここまでしていただいたので、このお店なら間違いない!と思ったので購入しました」とお客様はおっしゃっていました。

その日から、当店で手刺し防具を購入くださる9割以上の方が見本防具を申し込まれるサービスと成長しました。
現在、極上防具が4台、手刺し防具が5台、見本防具として全国のお客様の元へ貸出に回っています。

その後もお客様とのコミュニケーションの中でさまざまなサービス、当店の販売基準が生まれていきました。

2重価格の廃止

それまで剣道具は大幅な値引きを前提とした高めの定価設定がされていました。

「50万円の防具を20万円にしますよ!5割引!6割引!」

といったあらかじめ定価で販売する気のない大変紛らわしい販売方法を当店ではいたしません。

誰でも同じ価格制度

「○○先生の紹介ですか!それなら安くしときます。」
という昔ながらの販売方法は、一見親切に見えますが、紹介の無い方いわゆる一見さんは足元を見られ、高めの価格で販売されます。

当店ではネットでも店頭でも、初心者でも高段者の先生でも同じ価格で防具を販売します。

メール即日返信のお約束

私がインターネットでの販売をスタートした当時は、インターネットで買い物をしても、メールの返信が2~3日後というのはざらでした。

顔が見えない通販だからこそ、少なくとも当日中にご連絡をすると決めてお客様の不安を少しでもなくすよう努めます。

特大サイズのカタログ

メーカーさんのような分厚い本のようなカタログを作るお金はないので、自分で撮影した写真をパソコンを使ってデータを作り、できるだけ写真を大きく、より見やすくを心がけた「剣道をする自分から見て気になることの掲載された」オリジナルのカタログを作成しました。
少ない枚数からのスタートでしたが、自分の知恵を絞って頑張ったひとつの証です。


このような取り組みを重ね、決して私一人では見つからなかった、導き出すことのできなかった「百秀武道具店」ならではのサービスは確立されていきました。
全て、協力してくださったお客さまや家族のおかげだと思っています。
おかげで今では、防具の事だけでなく、自分の試合の事や昇段についてなど、様々なことをご相談いただいたり、ご報告いただいたりとお客様には本当に良い関係を気づかせていただいています。

やっぱり、自分が愛情をこめて採寸し、仕立てて、職人さんに大切に作っていただいた防具がお客様の元に届いて、さらにそれを使って試合に出たり、昇段審査に向かっていただいたり、そんな話を聞くと本当にうれしいです。

お客様にとって、つまりあなたにとって、そして私にとって、最高の出会いがいつもそこに待っています。
これからも、お客様の想いと私の想いを重ねながら、あなたにとってもっともっとぴったりの防具をお勧めしていければ、
こんなに嬉しいことはありません。


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